社員対談
経験を積み重ね、
より深く、
広い知識を持った設計者へ

仕事で意識していることや
職場の雰囲気、成長を実感できたこと、
そして今後の目標。
先輩×後輩もしくは上司×部下の二人に、
さまざまな切り口から
「アイコムで働く」
ということについて対談してもらった。

※内容は取材当時のものです。

上司K.Dさん
第1ソフト設計部 ソフト設計2課
8年目社員。学生時代にアーチェリー大会の補助や、警備のアルバイトなどで無線機に触れた経験、大学院で無線関係を研究していたことからアイコムに興味を持ち、入社。現在は海上用無線機などのソフトウェア設計・開発を担当。
部下Y.Mさん
第1ソフト設計部 ソフト設計2課
3年目社員。大学ではロボット工学を通じて、回路設計やプログラミングを学んだ。その経験を活かすため、関西で組み込みソフト設計のできる会社を志望し、アイコムに入社。現在は、海上用無線機のソフトウェア設計・開発に携わる。

THEME 01

教育体制

無線の知識ほぼゼロでも育てる土壌がある

大学でロボット工学を学ぶ中で、プログラミングや電気回路に触れていましたが、講義での知識であったり、ある程度条件が整理された課題だったりという中での学習でした。また、無線機の専門的な知識はほぼゼロでの入社。そのため、いざ製品開発のためのソフトウェア設計となると考えるべきことや必要となる知識が幅広く、まだまだ足りないところがたくさんあると日々痛感しています。

私たちの課は海上用無線機を扱う課ですが、最初から知識が深い人の方が少ないのでそのあたりは安心して大丈夫ですよ。分からないことは悪いことではありませんし、Y.Mさんは分からないままにせず、素直に相談しにきてくれて私としては非常にありがたいです。
私が指示を出す際に心掛けているのは、大枠を伝え、実際にどのように進めるかの詳細は自分でも考えてもらうことです。どの部分が分からないのか、把握できないので、指示をある程度咀嚼してもらい、分かるところまで進めてもらうようにしています。そして、質問を受ける際には、作業方法や作業理由をこちらからも問い、考えや認識のずれがないかを確認するように気を付けています。

質問や相談をした際も、K.Dさんは絶対に最後まで聞いてくださるという安心感があります。実は、入社当初は説明や報告に特に苦手意識がありました。しかし、最後まで聞いてくださり焦らず話すことができたおかげで、段々と報告の分かりやすさという点にも気を配る余裕が出てきたように思います。今ではできる限り先輩の時間を取らないよう、必要に応じてグラフや簡易的な図も用いて伝わりやすくすることを心掛けています。

そうですね、報告や相談などは格段に上手になったと感じています。いつも整理したうえで伝えてくれてありがとうございます。今までも後輩や部下はいましたが、長期にわたっての部下となると自分にとっても初めての存在。Y.Mさんには大いに期待しています。

THEME 02

印象に残っている仕事

「早押しクイズ」をゼロから組み立て、
大きな成長の機会に

一緒に取り組んだ仕事のうち、本業とは少しずれますが、インターンシップの課題作りが印象に残っています。部として初めてインターンシップを担当することになり、「早押しクイズのボタン側のプログラム」を学生に作成してもらう、というお題をもらいましたが、それをどう作るか、また、どう体験してもらうかの組み立てを考えることに。これまでゼロから何かを作るといった経験がなく、最初のうちは何から取り掛かればいいかさえも分かりませんでした。

製品を開発する際は、タスクを割り当てて担当してもらうことがほとんどです。そのため、今回はゼロから組み立てるという、考えることそのものも経験してほしくて、主担当をY.Mさんにお願いしました。
何から取り掛かるか、というところに悩んでいたので、まずは「やりたいことを決めよう」と提案しました。そこから必要なプログラムは何かを逆算して考えるように伝えました。また、実際に学生に取り組んでもらう課題なので、大筋だけではなく、イレギュラーが起きた時も踏まえて考えることも助言しました。

自分が主体となって考えを組み立てる中で、自分では思いもよらなかった視点からの指摘もあり、非常にありがたかったです。また、分からないことがあったときは資料がありそうな場所を教えてくれたり、一緒に調べてくれたりしたことも助かりました。
できあがった課題を学生の方々が苦労しつつも、最終的に完成させて嬉しそうにしていた様子を見た時は、うまくいったことにホッとしつつ、やりがいも感じられました。この経験は自分にとって大きな成長の機会となったと思います。
また、今では私にも後輩ができ、直近のインターンシップの課題作成は一緒に取り組みました。後輩に、何をどこまで考えてもらったらよいか分からず、教えることの難しさを感じていますが、K.Dさんの助けも借りながら一緒に成長していけたらと思っています。

THEME 03

職場の雰囲気

相談しやすい雰囲気の理由

入社1年目のころ、実は機器の一部を壊してしまったことがあります。ケーブルの差し込み口なのですが、力加減を誤ってしまい…。「壊れやすいから気を付けてね」と言われていただけに、その瞬間は頭が真っ白になりました。しかし、「何かあったらおいで」と言われていたことを思い出し、慌ててK.Dさんに謝りに行きました。しかし、一言も責められることなく、私の担当業務が頻繁にケーブルを抜いたり差したりすることを伴うものだったので、「かえって抜き差しがしやすくなったかもね」とユーモアを交えて励ましてくれました。
もちろん、機器を損傷させてしまったことは真摯に反省していますが、そうした温かい心遣いもあり、ネガティブなものでも報告や相談をきちんと行おうと改めて思いました。

確かに故障はよくないですが、失敗は誰にでもありますし、あまり気にし過ぎず、これからも頑張ってもらいたくてそのように励ましました。
また、報告や相談に関して、私自身が感じていることですが、課自体に相談しやすい雰囲気があると思います。「自分で考える」ことを重視する一方、「30分悩んでも分からなかったら相談しよう」という方針があり、それが浸透しているのかな、と見ています。加えて、私は1日に2回は作業報告をもらう時間を設けるようにしており、Y.Mさんに任せきりにしないことも意識しています。

相談や質問をするたび、K.Dさんの無線やソフトウェアに関する知識量に毎回圧倒されてしまうのですが、そのような技術者になるにはどうしたらよいでしょうか。

知識は経験によるものも多いので、業務を通じてある程度はすぐに追いつくと思いますよ。
また、ソフトウェア設計が私たちの業務ですが、電気回路の知識も求められますよね。私ももちろん分からない部分はあります。ただ、ある程度のレベルまで自分を底上げした後は、より詳しい人、つまり電気回路を設計する部署の担当者に教えてもらうのも手。その際の質問力にはさまざまな周辺知識がモノをいうので、知識の吸収が大切なことには変わりありませんが。
しかし、伝えたことはよく吸収していると思いますし、その素直な姿勢と柔らかい雰囲気に私を含めやりやすさを感じる人も多いはず。さまざまな人と接する中で、どんどん経験や知識、技術を吸収し、今後大きく伸びていってほしいと思います。