社員対談
安心して
挑戦できる環境がある、
だから成長できる

仕事で意識していることや
職場の雰囲気、成長を実感できたこと、
そして今後の目標。
先輩×後輩もしくは上司×部下の二人に、
さまざまな切り口から
「アイコムで働く」
ということについて対談してもらった。

※内容は取材当時のものです。

部下Y.Jさん
第2設計部 デジタル通信課
9年目社員。学生時代に無線関係の研究をしていたことや、先生がアマチュア無線を趣味にしており、遠い海外との交信や鉱石ラジオの話から無線機に興味を持ち、アイコムを志望した。現在は車載機などのアマチュア無線機や受信機のほか、官公庁案件の設計を手掛ける。
上司K.Fさん
第2設計部 デジタル通信課 主任技師
21年目社員。高専や大学時代に電気工学や無線関係を学んだ。直接、使う人の役に立つというところに惹かれ、無線機メーカーであるアイコムに入社した。アマチュア無線機や航空用無線機などの設計担当者を経て、現在は機種開発のチームリーダーとしても活躍する。

THEME 01

仕事の進め方

問題解決に、ノウハウの蓄積が役に立つ

私たち回路設計担当者は、基礎実験や紙上設計、試作機作成、評価などを主に行います。私はある新規開発機種のチームリーダーをしており、他部署との調整役なども兼ねています。チームリーダーは基本的に機械に向き合って開発するというよりは、メンバーに設計実務などを任せながら、進行管理や調整、アドバイスなどをします。チームメンバーは若手が多いので、中堅のY.Jさんには主力メンバーとして動いてもらっています。

私の主な業務は、試作機が思ったような動作をしなかったり、仕様書に定めた基準を満たしていなかったりなど、機種開発を行う中で発生するさまざまな問題を解決できるように検討することです。それは、部品やソフトの変更・修正などを行いながら、問題の原因となる可能性を一つずつつぶして、原因を特定する地道な作業です。入社当初よりは知識や経験が増え、効率よく進められるようになってきましたが、難しい作業です。
また、製品開発工程で出た問題は原因と対策を含め、社内で関係者と共有することになっています。類似する前例を知ることもできるので行き詰まった時などは必ず確認するようにしていますね。情報がストックされているというのは非常にありがたいです。

THEME 02

印象に残っている仕事

「得意」を活かせる、
そして挑戦をサポートする環境

基板上の配線パターンを設計するアートワーク作業に関して、Y.JさんはCADツールの習熟度が高く作業も早いです。部品・配線密集度の高いアートワーク作業にも、こちらのリクエストや提出直前のチェックで発生した修正にも迅速に対応してくれるので、非常に心強い存在です。そのため、今回の機種では若手のアートワークのフォローもお願いしました。

製品開発はスケジュールに合わせて進みます。それに間に合わせるため、迅速な対応というのは心掛けています。知識面はまだまだですが、CADツールの使いこなしには自信があるので今後もスピードは意識していきたいです。
一方で、私たちが行うアートワークの難しさは、電気という目に見えないものの動き方を考えながら、線の長さや距離感を考慮して配線しなければいけない点にあります。これらは自分で考えてこそ身についていくと思うので、質問や相談への対応はもちろんしますが、後輩へのフォローの際はあれこれ口出しせず、ぐっと見守る姿勢も意識しています。
今開発している機種は、初めての機能や仕様が多いこと、さらに今回初めて高周波回路の紙上設計にチャレンジしたことで、特に難しさを感じています。紙上設計とは、回路の機能や動作を決めたり、部品選定を行ったりして回路図を作成するもので、基板のアートワークよりも上流工程に位置します。その分、この工程での抜けや漏れは後工程に影響します。初めての挑戦に不安やプレッシャーもありましたが、K.Fさんが一緒に取り組んでくれたのでなんとか進められました。

実は私が初めて紙上設計に挑戦した時はどちらかというと「見て覚える」という雰囲気がスタンダードでした。紙上設計を「教える」という経験に乏しかったので、できるだけ細かくコミュニケーションを取りながら一緒に前に進めることを意識しました。紙上設計もアートワークもできる人材は現在の課内には多くないので、Y.Jさんの成長につながる機会になればと思っています。

THEME 03

現在の挑戦と今後の目標

自主性を尊重するリーダーの姿勢が
メンバーを大きくする

席が隣なこともあり、K.Fさんへの相談はしやすいですね。ただ、チームリーダーで忙しくされているので、相談する際も分かっていること、分からないことを自分なりに整理してから話すようにしています。 隣で見ていると、K.Fさんはメンバーに合わせて対応するなどの気配りをしていて、一人ひとりの性格や年次に合わせ、想いを丁寧にくみ取ってくださっていることを感じます。
また、私が入社した時からリーダーをされているのでいつもチームを引っ張ってくださる頼もしい存在ですね。

そうした相談の仕方は、Y.Jさんの理解度が分かるのでピンポイントにアドバイスがしやすくて助かっています。
また、そのように言ってもらえてありがたいですが、チームリーダーを担当して10年ほどが経つ中で、反省もたくさんあります。例えば、チームメンバーに仕事を振って、私はリーダーしかできないような仕事を進めるのが本来のあり方ですが、昔は仕事を抱え込みがちで、抱えきれなくなっては助けてもらう、を繰り返していました。
しかし、今はスムーズに案件を動かすために、できるだけ抱え込まないこと、そして仕事をどう人に割り振るかを意識するようにしています。自分一人では抱えきれずストップしてしまう量でも、分担すると一気に進みだします。メンバーそれぞれの力量が少しずつでも上がれば全体としては大きな力になる、と実感してからは、教育や指導の重要さを深く考えるようになりました。
だからこそ、メンバーが持つ、成長への前向きな気持ちを後押しすることを最も心掛けています。

今回、初めて紙上設計に取り組む中でも、「この形で進めてみたい」という私の考えを否定せず、背中を押してくれました。実際にはちょっとした失敗もあり、対処が必要なところもあったのですが、その経験があるからこそ次はもっと頑張ろうと思えたり、気を付けるポイントを身に染みて学ぶことができたと思います。
こうしたチャンスを糧に、知識を深めたり、仕事の幅を広げたり、もっとスピードを上げたりと、もっともっと設計者として成長していきたいと思います。