- INTERVIEW|03
- 社員インタビュー
社会の課題解決の一助となる、 その開発の根幹に携わるやりがい
メディア技術部
M.Yさん
2018年入社。大学院で学んだプログラミング知識を生かすことを“軸“に据えて、就活を開始。数ある通信業界の中で、最もホットだと感じられた無線機のアイコムを選択。現在はIP無線機などのソフトウェア開発に携わっている。
2018年入社。大学院で学んだプログラミング知識を生かすことを“軸“に据えて、就活を開始。数ある通信業界の中で、最もホットだと感じられた無線機のアイコムを選択。現在はIP無線機などのソフトウェア開発に携わっている。
アイコムではビジネス戦略の一環として、IP無線機を活用したネットワークシステムの提供を加速しています。それをリードするのがメディア技術部。私たちの業務は、現在〜未来のIP無線システムの根幹を支えるという、大切なミッションを担っているのです。その中で私が担う役割は二つ。一つは各種端末の設定ソフト開発です。技術営業部と連携してお客さまのニーズを把握し、IP無線機・IP電話・アクセスポイントなど各端末の効果的な利用を提案。そのための各種設定、稼動状況の情報収集、利便性や拡張性に長けた運用管理ツール(ソフト)の開発を行っています。そしてもう一つが、ネットワークシステムに不可欠なサーバーの管理用ソフトの開発。最近ではサーバー側の構築・運用・保守にも仕事の領域が広がりつつあり、リプレイス時など緊張感を持って任務に取り組んでいます。業務の根幹を担うシステムでは、たった一つのミスで事業活動がストップしかねません。影響力の大きい任務なので、ミスを発生させないように常に心がけて開発に取り組んでいます。
日本や世界の先進国で進む少子高齢化。労働力不足の懸念から、事業活動のさまざまな現場で5Gやデジタル・AI技術を活用した業務の効率化が模索されています。たとえば、デジタルトランスフォーメーションの一環として、温度・湿度・気圧・振動などのセンサーを無線機でネットワーク化し一元管理するスマートファクトリー実現の動き、中小町工場・個人商店でも使えるコンパクトなデジタルトランスフォーメーションシステム「ローカル5G」の政府主導による実証実験……などなど。所属するメディア技術部でもIP無線端末を活用して、さまざまな業務をサポートするネットワーク構築やソフトウェア開発に当たっており、私自身こうした新しい潮流に大いに注目しています。この領域の技術の進展はまさに日進月歩の勢い。求められる知見も日々進化する中で、問題意識を持って5G活用の技術課題をキャッチアップし、ある技術テーマについて研究しはじめているところです。
実は忘れられない経験があります。それはデジタル簡易無線での直接通信と、IPによるLTE通信のハイブリッド機種『IP700』の開発に参画した際、メディア技術部だけでなく、異なる無線機設計部隊と協働し、開発プロセスや懸念事項を議論しながら開発を推進したこと。これはデジタル簡易無線とIP無線技術を併せ持つアイコムだから可能なプロジェクトで、その醍醐味を体感できました。また今後は、日々の業務では近々の課題である5G活用、そのシステムの中心となるサーバー開発に挑みたいと思っています。開発テーマには「レスポンス性能の向上」「セキュリティの向上」「新機能の開発」など、魅力的なものが多々あります。ただ私自身、もともと大学院の研究室で計算の効率化などに取り組んでいたので、データ処理を高速化するレスポンスアップにぜひトライしたい。バックボーンを生かし、その分野の第一人者になれるようキャリアを積んでいきたいです。